石垣好きの城歩き

石垣好きの城歩き

素人の城好きが気合で城を巡ります。

一乗谷朝倉氏遺跡(福井県福井市)

一乗谷朝倉氏遺跡(福井県福井市) 2016年7月訪問

満足度:★★★★

山間の一乗谷川沿いにある、戦国大名の朝倉氏の本拠地跡です。織田信長に焼き払われた後、長年水田の下に埋もれていました。近年発掘調査が行われ、かつて北陸の小京都と呼ばれた栄華を偲ばせてくれます。ソフトバンクのお父さん(犬)の出身地でもあります。

日本100名城

 

 歴史

朝倉氏は現在の兵庫県養父(やぶ)市出身の豪族で、南北朝時代に朝倉広景が主人の斯波高経(しばたかつね)に従って越前に入国しました。朝倉孝景の代、1467年の応仁の乱での活躍をきっかけに一乗谷に本拠地を移し、斯波氏、甲斐(かい)氏を追放して越前国(えちぜんのくに)を平定しました。以後孝景(たかかげ)、氏景(うじかげ)、貞景(さだかげ)、孝景(たかかげ)、義景(よしかげ)と5代103年間にわたって越前国の中心として繁栄し、この間、京都や奈良の貴族・僧侶などの文化人が訪れ、北陸の小京都とも呼ばれました。しかし天下統一の戦いの中で1573年織田信長に敗れ、朝倉氏は滅び、城下町も焼き尽くされました。

引用:特別史跡 一乗谷朝倉氏遺跡 特設サイト

水田に埋まり忘れ去られていたことで、良好な状態で発掘されました。何が幸いするかわからないね。

 

交通アクセス

行きやすさ:★★★★

JR一乗谷駅から入口の下城戸後まで徒歩10分。福井駅から一乗谷駅までは15分程ですが、電車の本数が2時間に約1本。福井駅からバスも出ていますので、電車よりは割高にはなりますが、上手に利用しましょう。 

 

城歩き

一乗谷

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福井駅から九頭竜線で5駅目。気持ちいいくらい無人駅。右奥にあるのは西山光照寺跡です。

 

一乗谷朝倉氏遺跡資料館

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駅前の道を真っすぐ進み、突き当りを左に曲がって歩くと(一乗谷とは反対方向)、一乗谷朝倉氏遺跡資料館があります。復原町並とのお得な共通券があり、自転車も無料で借りられます。

 

一乗谷入口

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ここから約2キロに渡る谷間一帯が一乗谷朝倉遺跡になります。

 

下城戸跡

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一乗谷の北端の下城戸跡。堀と土塁で谷への入口を守っていた訳ですな。

 

平面復原地区

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下城戸跡から10分ほど歩くと平面復原地区です。町人屋敷跡、寺院跡、武家屋敷跡と計画的に区画されていたことが分かります。谷間とはいえ広いな。

 

朝倉館跡・唐門

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朝倉義景の館跡です。館は三方を堀と土塁で囲まれていて、背後の山には山城がありました。一乗谷の中心部ですな。

 

上から見た館跡

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背後の山に登って眺めてみると、改めて広い屋敷だな。

 

湯殿跡庭園

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館跡背後を登った高台にある湯殿跡庭園。戦国時代らしい荒々しい石組みです。一乗谷で一番古い庭園で、当時は池に水が満たされていたとのこと。

諏訪館跡庭園

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湯殿跡庭園から奥にある諏訪館跡庭園。池とその周囲を巡る園路を中心に作庭された池泉回遊式庭園です。一乗谷の中でも最も規模が大きく、朝倉義景が妻「小少将」のためにつくったと伝えられています。

 

復原町並 武家屋敷群

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武家屋敷や町家が当時の姿そのままに復元されています。以前来たときにはありませんでした、たぶん。

 

上城戸跡

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一乗谷の南端に位置する土塁。上城戸と下城戸の間が城内になる訳ですな。

 

 上城戸跡から

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上城戸跡付近から今まで歩いて来たところを振り返り。中央の一乗谷川を挟んで、左奥側が復原町並、右奥側が朝倉館跡。

 

感想

一乗谷自体は上城戸や下城戸はあるものの、自然豊かな城下町跡といった趣です。朝倉氏滅亡後に忘れ去られたのが幸いして、街全体を発掘出来たなんてロマンじゃないですか。そして何より山の濃い緑が気持ちいい。

朝倉館裏には詰めの山城がありますが、疲れそうで未登城です。ダイエットに成功し、身体が軽くなった際にはチャレンジします(無理かな?)。