石垣好きの城歩き

石垣好きの城歩き

素人の城好きが気合で城を巡ります。

観音寺城(滋賀県)

観音寺城滋賀県)2015年10月

 個人的評価:★★☆☆☆

近江守護佐々木六角氏の居城です。安土城の近くにあり、石垣造りを取り入れた城としても知られています。ただ、この城を自力で登るのはとてもきつい、本当にきつい。下調べも必要です。

日本100名城

 

歴史

観音寺城築城の正確な時期は不明であるが、文明3年頃(1471)には、ほぼ完成されていたと推測されている。」

引用:観音寺城の写真集

近江守護佐々木六角氏が繖(きぬがさ)山に築いた山城です。 1568年の織田信長の上洛の際には六角承禎・義治父子が立ちふさがりましたが、支城の箕作城が1日で攻め落とされると甲賀に逃亡。その後まもなく廃城となりました。

 

行き方

行き方難易度:★★★★☆

・車かタクシーで「観音正寺裏参道山上駐車場」まで来て、観音正寺経由で観音寺城に向かうのが一番楽チンかつ普通のルート。

・電車とバスのみだと、JR能登川駅からバスに乗り「観音寺口」で下車。結神社から途中観音正寺経由して1時間ほど山登り。キツイ!

安土駅から桑實寺の登口まで徒歩30分。私はレンタサイクルを利用しました。そこから桑實寺経由で50分ほど山登り。とにかくキツイ!

安土駅から石寺楽市まで徒歩45分。そこから日吉神社経由で1,200段の階段を観音正寺までひたすら登ります。桑實寺コースよりは石段がしっかりしていますが、やはりキツイ!

 

 

登城

桑實寺への登り口

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安土駅から桑實寺への登り口まで徒歩で30分弱。私は近江八幡駅からレンタサイクルで30分かかりました。

 

山門

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山門まではすぐ着きましたが、ここからが長かった。ちなみに山門を通るとセンサーが感知しチャイムがなります。桑實寺は有料だからね、

 

石段

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こんな立派な石段を15分ほど登ることになりました。でも、今から思うと観音寺城より立派な石段だったな。

 

桑實寺の本堂

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信長の「竹生島事件」の舞台になった寺です。信長が竹生島参詣に出かけた際、女房衆は留守の合間と羽根を伸ばしてました。ところが急に信長が戻ってきたため、桑實寺に参詣に訪れていた女房たちは処刑されたという事件です。

 

観音寺城への登城

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桑實寺を出てからが本番でした。途中で木が倒れていたり、石段が崩れていたりと、険しい山道を延々と登ります。人気が全く無く、女性お一人様にはお薦めできないルートです。帰りに滑って尻もちをついたのは内緒。

 

城歩き

伝本丸裏虎口

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桑實寺から30分ほどかかりました。桑實寺ルートだと本丸にいきなり着きますね。虎口が喰い違いになっています。

 

伝本丸

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“伝”と付くのは、はっきりしないから。ここより高い位置にある郭があること、郭の分布する範囲の西端にあることから、城の中核として理解してよいか疑問が持たれているとのこと。なるほど一理ある。六角氏、ちゃんと記録を残せと言いたい。

 

伝本丸の石垣

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伝本丸はそこそこ広く、周囲を石垣で囲われています。ただ、所々崩れていますね。木々に囲まれて見晴らしも微妙。

 

 大石段

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伝本丸跡へ登る大石段。この大石段がメインの登城ルートと考えられていたが、平成 20 年度~ 22 年度の発掘調査で伝三ノ丸には繋がっておらず、途中で途切れていることが判明。何のためにあるんだ、君。

 

伝平井丸の虎口と屋敷跡

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一番の見所の伝平井丸の虎口。石垣の高さは4m弱あります。

伝池田丸

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伝平井丸の先の伝池田丸。伝本丸や伝平井丸と比べると、周囲の石垣の石はやや小振りな印象。

 

感想

とにかくキツイ登城でした。それは覚悟していましたが、案内板を設置する等、もう少し城内を整備して欲しいな。100名城ということで、せっかく訪問してくれた観光客ががっかりすると思います。また、城に入るには桑實寺か観音正寺を通り抜ける必要があり、拝観料を払うのもなんだかな。その分、城を整備してくれるなら納得するんだけど。

 

観音寺城について

観音寺城は山城特有の堀切や竪堀が無いことから、戦いのための城ではなかったように思います。棚田のように曲輪が沢山あるのは、主従の結束が強くなかったので、家臣団が各々屋敷を構えたと考えるとスッキリします。石垣は権威付けの一種かな。そりゃ、信長が攻めてきたら逃げ出すわ。