“天空の城”として大人気の竹田城。山頂に立派な石垣が残る山城です。映画「天と地と」のロケ地で一躍有名になった憶えがあり、出来れば有名になる前に来たかったよ。
2015年7月登城
満足度:★★★★★
見どころ
山頂の石垣とサワガニ(?)
歴史
竹田城は山名宗全の家臣、太田垣氏によって1430年代に築かれたといわれています。ただ、現在に残る石垣は織豊時代に築かれたものであり、秀吉家臣の赤松広秀によるものと考えられています。赤松広秀は関ケ原の合戦後に自刃し、竹田城は廃城となりました。
これだけの石垣を誰が積み上げたかはっきりせず、 江戸時代には既に廃城になっていました。戦いが目的の山城の宿命かもね。
交通アクセス
行きやすさ:★★★★★
JR竹田駅近くにありますが、播但線が1、2時間に1本で、姫路からだと1時間半、福知山からでも40分ぐらいかかります。駅からは電車の到着に合わせてバスが出ており、乗車時間15分。マイカーだと山城の郷の駐車場までしか行けないので、そこから歩いて40分くらい。気合で山道を登ると30分ぐらい。
城への道のり
駅裏登山口
竹田駅の裏側に登山口があります。足腰に自信の無い方は駅前から天空のバスに乗ることをオススメします。冬季(12月~2月)は運休らしいので、全担バスのHPを確認してください。
ひたすら山道
こんな感じの山道を登っていきます。まだ整理されている方だとは思うけど、運動不足の身にはとても辛い。途中に沢ガニがいて、沢もないこんな山中になぜと思いました。
竹田城址
登り続けること30分ほどで、ようやく入口近くまで着きました。この先で入城料を払いました。
城歩き
大手門跡
いきなり立派な石垣が現れたら、今までの疲れも吹き飛びますわ。
場内の石垣
大手門からは、北千畳,三の丸,二の丸を通り本丸にむかいます。山城にもかかわらず、全ての曲輪が石垣に囲まれているのがすごい。その石はこの山から採取して、使用しているとのこと。そりゃ麓からいちいち運んでいたら大変だ。
城内には地面保護の黒シートが敷かれおり、見学ルートはほぼ一方通行にでした。観光客が増えたのと、城跡保護のためにはしょうがないか。
天守台方面
今は上れるようですが、私は訪問したときは天守台は立入禁止でした。さぞや眺めが良かったろうな。残念。
城下を望む
とても眺めがいいね。よくここまで登ってきたねと、自分を褒めてあげたい。反対側は国道が通っていて眺め的には残念。
感想
江戸時代前に廃された城が今になって大人気になるなんて、当時の人は思いもよらなかったでしょうね。見晴らしの良さもあって、青空に映えた石垣は本当に見事です。ただ、人気が出る前に来て、城内を隈無く歩き回りたかったな。