石垣好きの城歩き

石垣好きの城歩き

素人の城好きが気合で城を巡ります。

岡山城(岡山県)

岡山城岡山県)2015年12月

個人的評価:★★★★☆

岡山城五大老のひとり、宇喜多秀家によって築かれました。三層六階の黒色の天守が格好いいです。ちなみに有名な後楽園は岡山藩2代目藩主の池田綱政が作らせた庭園です。岡山は桃やマスカットだけじゃないんだぜ。

日本100名城

 

歴史

天下人となった豊臣秀吉に身内並みに厚遇されて大大名となった宇喜多秀家が、秀吉の指導を受けて築城し、8年の歳月を費やして建造され慶長2年(1597)に完成した岡山城。西向きの城構えのため、旭川を城の東背後を流れるように改修し、天然の外堀に活用しています。」

引用:歴史を伝える城 - 岡山城

関が原の合戦後は小早川秀秋、秀秋の夭折後は池田忠継が入城し、そのまま池田家が明治維新を迎えました。

 

行き方

行き方難易度:★☆☆☆☆

JR岡山駅から徒歩25分。路面電車なら城下駅で下車、徒歩10分。

 

 

城歩き

後楽園側からの天守

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岡山城旭川を外堀に利用しています。元は中洲だった後楽園から月見橋が架かっており、そこから観る天守がめちゃくちゃ格好いい!

 

案内図

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本丸が旭川を背にしているのが分かりますね。本丸は本段・中の段・下の段と三段に分かれています。宇喜多時代に築かれた本段、小早川と池田時代に大幅に拡張された中の段、同じく小早川と池田時代に築かれた下の段になります。

 

月見櫓

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数少ない現存する櫓です。城外側は唐破風や千鳥破風で飾られていますが、城内側には破風が無い代わりに縁側があります。

 

下の段からの天守

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天守台が不等辺五角形のため、天守1階が折れ曲がっているのが分かります?

一説には安土城天守を模したとも言われてますが、なんでこんなに建てにくい形にしたんやろ。

 

廊下門 

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廊下門から中の段に入ります。上屋の下に櫓門。残念ながら昭和41年の再建ですが、立派ですね。

 

中の段の様子

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中の段には表書院がありました。現在は様々な整備が進められており、埋もれていた宇喜多秀家による築城時の石垣が展示されていました。江戸時代に中の段を北に拡張した際に埋められたとのことです。へー。

 

不明門

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中の段から本段に上る正門です。正門なのに不明門(あかずのもん)なのは、本段には藩主の御殿があるため、限られた人しか通ることを許されず、常に閉まっていたからだって。こちらも昭和41年の再建になります。

 

本段から見た天守

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外壁に黒塗りの下見板を張っているので黒色の天守。戦国の城という雰囲気を漂わせています。実際、関ケ原の合戦前に竣工されたと考えられています。(合戦後、宇喜多秀家島流しにされました)

 

中の段の石垣

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天守が格好いいとばかり言っていますが、中の段の石垣も立派です。野面積みの宇喜多・小早川時代、打込接の池田時代と所々で積み方が違うのが楽しい。

 

内下馬門跡の石垣

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本丸下段と二ノ丸下の段を繋ぐの大手門の跡です。立派な巨石を使っております。殿様って結構見栄っ張り。

 

二の丸の案内図

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岡山城って、本丸の遺構はよく残っているんだけど、二の丸や三の丸は市街地化しています。大都市だからしょうがないけど、少し痕跡を探してみました。

 

西手櫓

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二の丸(西の丸) に残る西手櫓。月見櫓と並んで、現存している貴重な櫓です(しかも重要文化財)。櫓下が駐車場で、見つけたときは「えっ」と思った。

石山門跡

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富山城大手門からの移築と伝わる石山門の跡。惜しくも空襲で焼失しました。

 

感想

何度も言うけど、黒い天守閣がめっちゃ格好いい。また、時代によって石垣の積み方が違うのも面白い。豊臣家五大老だった宇喜多秀家、その宇喜多を関ケ原の合戦で裏切った小早川秀秋、家康の娘婿の池田輝政の次男忠継と、歴代藩主の因縁もドラマティックで胸熱です。