石垣好きの城歩き

石垣好きの城歩き

素人の城好きが気合で城を巡ります。

備中松山城(岡山県)

備中松山城岡山県)2015年12月

個人的評価:★★★★★

臥牛山の峰のひとつ「小松山(標高約430m)」を中心に築かれた山城です。天守は現存12天守のひとつで、天守の現存する城としては唯一の山城です。ただ、自力で登るのはとてもつらい、本当につらい。覚悟せよ!

日本100名城

 

歴史

備中松山城は、延応2年(1240)に秋庭三郎重信(あきばさぶろうしげのぶ)が臥牛山に築城したのが始まりと考えられています。」

引用:備中松山城の沿革 - 高梁市公式ホームページ

現在の松山城は、1642年に入封した備中松山藩主の水谷勝隆により改修が始まり、勝隆の子勝宗によってほぼ完成したと考えられています。

 

行き方

行き方難易度:★★★★★

駅から少し離れていること、山城ということから、自家用車かタクシー利用じゃないとかなり厳しいです。市のHPが詳しいので参考にしてください。

備中松山城へのアクセス - 高梁市公式ホームページ

 

・自家用車の場合は、「城見橋公園駐車場(5合目)」に車を停めて、そこから「ふいご峠駐車場(8合目)」まで登城整理バス(シャトルバス)を利用。6~10月・12~3月の平日は登城整理バスが運行されていないので、「ふいご峠駐車場(8合目)」まで車で行くことが可能。

・タクシーの場合は、JR高梁駅から「ふいご峠駐車場(8合目)」まで行くことが出来ます。また、お得な観光乗合タクシーが1日4往復運行されていますので、少人数の場合はぜひ利用ください。ただし、前日までの予約が必要になります。(当日予約は出来ませんでした)

・路線バスもありますが、「松山城登山口」までなのと、土日祝は運行本数がかなり減るので利用しにくいです。

・今回私はJR高梁駅から徒歩で向かいました。(少し後悔している)

 

 

登城口まで

高梁栄町商店街

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備中松山城には学生の頃に一度来たことがあります。その時はタクシーを利用しましたが、町並みも見たかったので、JR高梁駅から歩きました。高梁栄町商店街のアーケードは立派でしたが、人が少ない・・・。私の地元もそうですが、地方都市は厳しいな。

 

紺屋川筋

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かつて備中松山城の外堀の役割を果たしていた紺屋川。「日本の道100選」にも選ばれています。それより空が曇ってきたぞ。

 

頼久寺

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高梁市内には石垣のしっかりしたゴツい寺が多い。ここ頼久寺の庭園は、備中国奉行を務めた小堀遠州の作庭です。

 

城歩き

備中松山城入口

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駅から歩くこと約30分、備中松山城入口にようやく着きました。場所は小高下谷川沿い、高梁高校と中洲公園の間です。迷わず遊歩道へと進みます。

 

遊歩道(登山道?)

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やっちまった!意外と整備されていますが、結構急な遊歩道が続きます。途中には階段もあり、息を切らせながら黙々と歩きます。

 

大石良雄腰掛岩

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大石良雄って誰?」って思う人もいると思いますが、忠臣蔵大石内蔵助の本名です。備中松山城藩主であった水谷家断絶に伴い、浅野内匠頭が収城を行い、家老の大石内蔵助が水谷家家老の鶴見内蔵助と会見したとのことです。本当にこの岩に腰掛けたかは分かりませんが、この遊歩道は当時登城道だったんですね。

 

 備中松山城全体図

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遊歩道入口から40分ほどで鞴峠(8合目)に到着。看板に「小松山城跡」と記載されいるのが目的の備中松山城です。タクシーだったらここまで寝てても着いてるんだよな。ちくしょう、もうひと踏ん張りや。

 

中太鼓櫓跡 

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鞴峠から10分ほどで初めて石垣が見えてきましたよ。 中太鼓櫓跡ですね。

 

中太鼓の丸の説明

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下に見える「下太鼓の丸」とこれから向かう大手門の間にある曲輪とのこと。それにしてもよくここまで登ってきたな。

「見ろ! 人がゴミのようだ!」 by ムスカ

 

 

大手門跡

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ようやく大手門跡まで着きました。この石垣には気持ちが昂ぶります。普通に登ってくるだけでもこんなに疲れるのに、ここまで石を運んできた苦労を考えると頭が下がります。

 

大手門虎口

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二の平櫓跡付近から見る大手門虎口方面の石垣が素晴らしい。奥の方は自然の岩盤を上手に利用しています。

 

三の丸方面

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三の丸に沿って土塀が建てられています。

 

本丸入口

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土塀・五の平櫓・六の平櫓が木造で復元されています。

 

天守

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登山口から休憩や写真を撮りながら1時間半かかりました。天守は2重2階で唐破風出窓がアクセントになっています。備中松山藩は小藩ですし、山城に高層天守は必要無いですからね。

2重櫓と天守

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後曲輪からの二重櫓と天守の姿。 二重櫓も天守と同じく重要文化財です。

 

天神の丸跡と大松山城跡への看板

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今まで見てきた備中松山城跡は小松山にありますが、中世は大松山城が中心でした。時間が無くなってきたのでパスしましたが、大池という石垣プールは見ておけばよかった。

 

感想 

登城途中は泣きたくなりましたが、山頂の石垣は見応えがあり満足しました。また、高梁市は城の整備に力を入れていて、要所に案内看板が設置しており参考になりました。JR利用の方はぜひ乗り合いタクシーを利用しましょう。私は絶対利用します!

 

おまけ

松連寺

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備中松山藩主の水谷勝隆により、備中松山城の砦の役割を兼ねて創建されました。拝観は出来ませんが、要塞のような石垣がすごすぎる。